段戸山牧場へ
今日は愛知県の段戸山牧場の視察に行ってきたよ。
愛知県の酪農家の子牛を引き取り妊娠させて、また引き取った牧場へ返す仕事をしているよ。
愛知の酪農の特徴は土地が狭いためミルクを出すことができるお母さん牛だけを飼って経営をしている酪農家さんが多いんだ。
経営に負担のかかる育成事業は県の機関(育成牧場など)に委託をして、後から買い取ったほうが得だと考える経営者が多いということだね。
段戸山牧場では、140haの草地を利用して夏季昼夜放牧を取り入れて年間500頭の子牛を育成しているよ。
その500頭の子牛は15人の職員で大切に飼われているよ。
広大な草地を走り回って栄養たっぷりな餌を食んで立派なお母さん牛になるんだよ。
冬場は牛舎内で集団で暮らすんだ。
過去には育成技術の未熟さなどからか、発育不良牛や不妊牛などが出て人気がなかったけどね。
それではいけないと県の職員も真剣になって、また酪農家の指導などもあって最近では酪農家の牛より立派な娘牛を作るまでになったよ。
広大な草地で作られた草はこうしてロールベールになって保存されるんだ。
今日は春ちんを含め愛知県の代表の酪農家が視察することで、育成技術の実態をこの目で見てきて、想いを伝えようと意気込んできたのだけど、それも必要ではなくなったよ。
これからの愛知の酪農が明るいことを期待して段戸山牧場を後にしたよ。